間取り変更のあるプランの現場調査


ヒアリング

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<間取り変更のあるプランはヒヤリングがとても大切>

しっかり聞き取り的を得た提案を。

◆検討しないといけないポイント◆

  1. 構造、老朽化、メンテナンス
  2. 過去のリフォーム
  3. 家族構成、動線
  4. 配置

◆構造、老朽化、メンテナンス

構造部分では築年数が重要


阪神大震災に、在来工法より2×4の方は地震に強いと言われたが、新しい建物

特に1981年(昭和56年)以降に建てられた建物は阪神大震災でも影響が少なかった。


この年に建築基準法の大改正があり、新耐震設計法の導入

木造は壁量計算が義務となった。

この年の前か後で構造の質が大きく変わるので築年数は正確に確認して検討する

老朽化は目視にてしっかり調査する。

過去のメンテナンス履歴もしっかり押さえる。

強度の精度が大きく変わる重要ポイント


◆過去のリフォーム

<<工事の失敗>>

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新基準法以降も安全ではない建物もあります。

1.図面どうりに建てられていない。検査後の改装、検査を受けていない。

2.増改築をしたが耐震や法律を無視し工事している。

 大工の経験と勘に頼った工事。

 

例)平屋の上に不十分な補強、又は、補強なしで増築。

  耐力上必要な壁を撤去し補強もせず部屋を大きくする。

  増築したが、基礎はブロック積みとした。


過去のリフォームは信用しない

特に大工の行ったものは立て直すくらいの

チェックが必要!!

震災で大工の何の根拠も無いカンの大丈夫が多くの命を奪ったことを認識しおくことが大切


◆家族構成、動線

家族構成では、助成金の対象者がいないか注意する。

後で使えたのにと言われると信用を無くすので。

介護保険、身体障害者、介護保険は認定を受けてないだけで知らない方もいるので注意する。

 

動線の日常の動きを細かくお聞きし家事動線は重要なポイントです。

 

あと、来客状況や趣味のヒヤリングも忘れずお聞きする。

ここが、自慢の住まいにする最大のポイントになるケースがよくあります。

◆配置

家具の配置も重要 残す物、捨てる物しっかりお聞きしサイズチェック

図面に落とし込んで検討をしておく。

テレビ、電話、コンセント、スイッチ、家具配置で変わるので要注意です。

デザイン後、まずは動線とコミュニケーション


◆まとめ

ヒヤリング・調査・採寸

  1. 築年後、メンテナンス履歴
  2. 過去のリフォーム履歴
  3. 家族構成 将来の構想(例、1階で寝る)
  4. 家事動線
  5. 趣味、来客
  6. 家具の採寸
  7. 冷暖房計画(断熱)
  8. コンセント、スイッチ 照明計画

どれだけ多くの改善と配慮を1枚の平面図に組込めるか

これがプランの良さを決め、しかも安全な建物である事が

施工業者の質を評価する。